相棒のライフくんへ
こんにちは😊たっちゃんです。
南伊豆から東京へ引っ越してきて、1週間が経ちました。
南伊豆から東京へ引っ越しする際に、たくさんの"もの"たちを手放しました。
大きなものでは、テントサウナ、お布団、ストーブ、扇風機などなど。。
その多くは、ご縁のある人たちの元で次の役割をするために旅立って行きました。そんな循環もありがたかったです。
そして、その中でも僕にとって大きな別れだったのが車(ライフ君)でした。
実はライフ君も、引き取りたいと言ってくれる人が現れたので、その人のところで次の人生をスタートすると思っていました。
ところが!
引き取り日の前日になり、エンジンの調子が急激に悪くなりました。
そこで、ライフ君が言ってることに意識を向けてみました。
「役割を終える」
そんなことを言ってるのを感じました。
そして、近所の整備工場で観てもらいました。
すると、エンジンの故障が見つかり、このまま走らなくはないけど、いつ止まってもおかしくないと。。
そんな状態が分かった以上、人に譲るのは危ないと思い、あらためてお師匠のさななにライフ君の声を聴いてもらうことにしました。
ライフ君が伝えてきたメッセージは
『僕にもそろそろ休む時が来た。
あとは自動車屋さんに任せてください』
あ〜。やはり。。そうなのか。。。
ライフ君がそう言っているのなら、それを尊重することに決めました。
引き取りが決まっていた人には、事情をお伝えしてお詫びして、キャンセルをさせて頂きました。
そして、引っ越しの日。最後のドライブ。
南伊豆で荷物を積んで、引っ越し先の東京へ。
伊豆半島を北上し、神奈川を越え、
首都高も頑張って走り、無事に走りきってくれました。
新しいお部屋に荷物を降ろしたあと、自動車屋さんへ向かいました。
結果としては、20年14万キロ走っているので買取りではなく、廃車引き取りになりました。
ライフくんは自分が廃車になることも、何となく分かっていて。
それを受け入れた上で、僕にあんなメッセージを伝えてくれていたのかな。。
そして廃車の手続きを終えて
ライフくんに触れながら、最後の挨拶を伝えました。
『ありがとう』
自動車屋さんを出て帰り道、歩きながら涙が。。
20年。社会人として生きてきた期間を、いつも一緒に走ってくれたよき相棒でした。
危ない場面もありましたが、大きな事故も故障もなく走ってくれたのも、ライフ君のサポートだったことが今、よくわかります。
たくさんの人を乗せて、いろいろな場所へ連れて行ってくれました。
10年前の車検の時にライフ君から
『まだまだ走れるよ』
と聴こえた体験も、当時ずっと忘れていた、『見えないものを信じる』ことを思い出すきっかけになってくれた気がします。
ライフ(Life)
人生という名前の車だったんだなー。
最後のサポートとして、車を手放し、より身軽になった人生をスタートさせてもらえました。
ライフ君へ
こうやって出会って、体験を共に出来たことに感謝しかないよー。
長い間、お疲れさま。
最後まで、ありがとう。